2005年11月08日

青い棘

ダニエル・ブリュールとアウグスト・ディール出演のドイツ映画
比較的メジャー大作を好む自分としては久しぶりの単館映画@bunkamura。

1927年に実際に起きた殺人事件が元になった話だそうだけれど
「殺人事件」というより「青春もの」というか
自分がもう少し若ければ、かけらでも共感できたか…いやできないなと
妙に冷めた目でみてしまった。

一応主役のパウル君はちょっと物足りない青年だったし、パウル君が恋心を抱く
ヒルデは、イマイチ魅力が欠けてるし…最大の失敗は
ギュンター君「人生の絶頂」がさっぱりわからなかったこと。
(やっぱりあれ?濃厚なキスシーンがそれ?でも過去にモット幸せだった時が
あったんじゃないのかしら?どうなのかしらと)


 「僕らは一番美しい瞬間にこの世を去るべきだと思わないか?」


若く多感な年頃にはよくある想いなのかもしれないけれど
ギュンター君の「人生の絶頂」があーんな歯欠けハンスだったのが納得できなくてできなくて。
というか、つべこべ言わずパウル君とギュンター君でとっととくっついちゃえよと
何度劇中思ったかしれない。

文句ばかりなので、良かったところ。
ドイツの田舎の美しい情景と美しい若者…特にギュンター役のアウグスト・ディールの美しさには目を見張るものがあった。
いや、取り立てて端整であるとか、綺麗であるとかいうわけではないのだけれど。
繊細で危うげな…初っ端から醸し出す「イッちゃった」雰囲気は最高でした。
彼が出てくるだけで一枚の絵になる。
新進気鋭のダニエル・ブリュール君完全に喰われてしまってました。
ま、そういう役なのかもしれないけれど。

結論。
割と単館映画も面白い。これからはちょっと足を運んでみよう。
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2005年10月29日

ティム・バートンのコープス・ブライド

一途過ぎて重い女。
優柔不断な男。
自分の意思を持たない女。

でも、どれも「人間」で、哀しくて美しかった。

ティムバートンのブラックユーモア的なところが、
そんなに好きなわけじゃないなと「ナイトメアビフォアクリスマス」で感じたので
あまり観に行く気がなかったのだけれど急に思い立って。

あらすじを読んでしまったので、どういう感じに進んでいくか
もうばっちりわかってしまったのだけれど。
ビクターがエミリーを選んでしまったら嫌だな…と途中感じてしまいました。
確かにふわふわ舞うエミリーは可愛かった。
強引なところも一途なところも、その哀しい過去もエミリーの魅力ではあるのだけれど。

政略結婚という名のもとに、でもビクトリアと密やかで美しく出会ったその日に
もう一方の愛を選ぶなと。同じ「ピアノ」で。
「だってビクトリアは他の男を結婚するんじゃん」って男の言い訳ぽくて嫌だ。
でも、ビクトリアもベランダから逃げ出すくらいの気概があったのだから
結婚式当日も、ビクターエミリーの結婚式にストップをかけるくらいの勢いが欲しかった。
ってこれじゃあ「卒業」逆バージョンか。

それでも、彼らの行いと感情の揺れに「しょうがないか」と思ってしまうのが
パペットな彼らがあまりにも「人間」だったから。

「彼女は生きている。それだけが勝っている」
意味のないこと。…ってやっぱりでも、それがもっとも意味のあることだと
エミリーはわかっていたのが切ない。

ラストシーンはあまりにも美しい。
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2005年10月23日

この胸いっぱいの愛を

「黄泉がえり」を見たことがないので、似てるだとかそういう先入観を
持たずに見ることができて良かった。

伊藤英明主演映画。伊藤英明好きなのでどんな映画でも大抵観に行くことに
してるけれど、この映画は割りと当たり。
ミムラ演じる「隣のお姉さん」にいまいち素敵だなぁと
思うことができなかったのがちょっとひっかかったけれど。
彼女の演じる役どころは、見てるこちら側も
「この人、死んで欲しくない」と思わせなきゃいけないのに。
イマイチ「勝手な人だなー」という印象しかなかったかなぁ…。
演奏会はもうちょっと長い曲を弾いても良かったんじゃないかしらと。

ヒロ君のメインの話はおいておいて
他3人のエピソードは素敵だった。特に犬と隣人。
犬の話は条件反射で泣けるので、ちょっと反則技だけどね。
まだ話も序盤なのにここで涙ドバーッ
隣人の話は非常に心温まる感じで。しかも臼井さんの職業がなかなかじんわりくる。
立派な人だったのね、と。

チンピラ坊やのエピソードは、エピソード云々よりも坊やの台詞回しの妙さのほうが
気になったというか。古典や時代劇ならともかくちょっと浮いてたかな。
エピソードもよくよく考えるといまいち救いがないのが切ない。

メインの話に戻ると、実はシックスセンス的な話だったのが結構ハマりました。
本家(?)シックスセンスでは、割と序盤に気がついてしまったため
以後の種明かしが楽しめなかったのだけれど、これはああそうか、なるほどと。

あ。でもラストシーンはやっぱりいらない。意味分からないし。
今でも逞しく生きてますだけで良かったんじゃないのか?
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2005年10月10日

シン・シティ

スタイリッシュと呼ぶか、クールと呼ぶか。
気持ち悪いというか、受け付けないというか。
好きな人は好き。嫌いな人はまったく受け付けないそんな映画

もともとタランティーノ映画は結構苦手だったので
見ようか見まいが迷っていたが、良いも悪いもまず見てからってことで
意を決して見てしまいました。モチロン水曜日に。

導入があって3人の男たちの話に入る。
ナンシー(ジェシカ・アルバ)で軽く繋がるようにしてあるけれど
さほど接点なし。ああ、あと農場か。
愛のためにってことで、多くを殺しまくりますがまぁ皆悪いヤツだから
別にいいよねということころは、まるで処刑人か(嘘)。
画面が白黒だからさほどショッキングではないけれど、あれは
色がついてたら見れたものじゃない。
イライジャ・ウッドとペッツは…ちょっと勘弁してほしかった。
個人的にはトイレも不可。

ようは、ダメだったってことです。
ちょっと受け付けない。…やっぱり。
ストーリーよりもその猟奇さを前面に見せるものだから(それが目的か)
追おうと思っても追えない。
出てくる女性陣の際立つ美しさだけが救いです。
誰もかれも皆美しくて◎。
唯一殺人マシーンミホ(デヴォン・青木)の殺戮だけは見てて痛快だった。美しい。

画面白黒ところどころ赤や黄色は、クラッシックさよりもデジタルっぽい印象を受ける。
結局なんのために出てきたのかよく分からないジョシュだけが
クラシカルだったけれど
posted by RUI at 23:34| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月08日

チャーリーとチョコレート工場

オープニングの無機質なチョコレート製造過程、そしてゴールドチケット
シザーハンズを思わせるウォンカさん@ジョニー・デップ…。
期待感は大だったけれど。

とにかく、チャーリー家の皆様が良かった。
ゴールドチケットをチャーリーが手にするまでの貧乏家庭っぷりが
涙を誘います。
チャーリーがチケットを手にするのはわかってはいたけれど
何度も何度も落胆する様子に「誰かこの子にチケットをあげてくれ!」と。
1年に一度の誕生日チョコもだめ、じいさんのなけなしのへそくりもだめ。
掴んだ幸運は…拾い物だった。まぁここまでのチャーリーが良い子だったので
素直に喜べたけれど。

メインのチョコレート工場は…思ったよりもそんなに面白くなかったのが残念。
面白くなかったというか、ウンパルンパもウォンカさんも多分「好み」に
合わなかったという感じか。
チョコレートがそんなに美味しそうにみえなかったのがなぁ。
生産過程でデブ(名前忘れた)の入ったチョコなぞ食べたくないよ…。

実際チョコレート工場よりも、ウォンカさんの過去にストーリーも偏っていく。
チャーリーが工場よりも家族を取ると言ったときのウォンカさんが哀しかった。
ウォンカさんにとってチョコよりも素晴らしいものなどなかったから。

余談ながら、あのウォンカ印のチョコレート。
映画館で限定発売したら売れるだろうに。これならきっと買った手(チョキ)
posted by RUI at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月05日

銀河ヒッチハイクガイド

ブログ、栄えある第一作が「銀河ヒッチハイクガイド」

おばか映画を想定して見に行ったら、最初の「いるかの歌」で、もしかしたらこれは物凄く当たり映画なんじゃないか?!と期待が膨らむ。
「さよなら、そして魚をありがとう」とゴージャスに歌いあげるいるかの見事なことったら。
この映画、最大にして最後の見せ場。
この歌だけに1000円(映画の日価格)価値はあり。

そのあとは、主役の名前を忘れるほどだったけれど、丁寧な作りには好感が持てるかと。でも原作知らずの人にはちょっと説明不足のような気がするんだけど…最後まで「タオル」の意味が分からなかった。

途中途中に出てくる「ガイド」は面白い。映画よりもあのガイドブックが欲しいと思ったくらい。あれなら2時間見てても飽きるまい。
見せ場といえば、編みぐるみシーンと最後の地球創造かな。地球はこんなにも美しい…とクレーンとの対比で実感。ありがとう、バックアップをとっておいてくれて。
「光あれ!」はもうちょっと派手でも良かったかなとは思ったけれど。

鬱なロボットマーヴィンは超キュート揺れるハート
他は好みがいなかったからねー
posted by RUI at 02:42| Comment(1) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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